大西水産で、のびのび育った幸せを運ぶ鯛である「福の鯛」。
たくさんの感謝の気持ちを乗せて、どうかあなたの元へも幸せが届きますように。
愛媛県の最南端に位置する愛南町に、私たちの漁場・福浦湾はあります。リアス式海岸で有名な宇和海の南部で、複雑に入り組んだ狭い湾が多数あり、その美しい景色は多くの観光客や釣り人を魅了しています。
海の南側は太平洋の激しい黒潮が流れ、西は豊後水道に面しており、海流がぶつかり合う海域のため豊かな天然資源が育まれる場所となっています。また、沖では100m以上の深さがあるため海流による浄化作用が強く、水の透明度が高くきれいな海が保たれています。海水温も真鯛にとって最適な15~28℃で、プランクトンも豊富です。
養殖をするとエサやフンなどで海水が汚れるのですが、福浦湾は湾の中でも水深が70~80m以上で十分な深さがあり汚れにくく、沖を流れている黒潮からの底入り潮が海底を洗い流してくれて浄化作用があり、良い水質を保てています。
日本は世界から見て養殖の歴史があり、多種多様な魚を育てて技術も培ってきました。以前は、養殖の魚は美味しくない、臭みがあるというマイナスイメージがありましたが、現在では改良されたエサ、育てる環境、稚魚から成魚までの育て方を管理しているため、いつでも旬の美味しい魚が食べられるようになりました。また、鮮魚のまま出荷するといった出荷技術も向上し、鮮度もコントロールでき、味だけでなく好みの歯ごたえで食べることにまでこだわることができます。
愛媛大学 南予水産研究センター
三浦 猛教授
愛媛大学 南予水産研究センター
三浦 猛教授
福浦は昔より漁業が盛んで、沖でカツオ漁、湾内でイワシ・サバ漁が行われてきました。昭和40年頃からリアス式海岸の地形を活かして養殖業が営まれだしました。愛南町の多くの漁師町では漁業の神様「恵美須様」が祀られていて、福浦でも恵美須神社で恵美須様が長年にわたって漁師たちを見守ってきました。そこで、福浦の海・地域からの恩恵、漁師たちの歴史を受けて誕生した「福の鯛」には、これからも「豊かな海で育った美味しい鯛を皆さまにお届けできますように。」と願いをこめて恵美須様をあしらいました。